Mpanda farasi wawili hupasuka msamba
2頭の馬に乗る者は股を引き裂かれる
想像すると酷い絵ですよねぇ。
昔『ジンギスカン』という映画で、テムジンの父親が馬で四肢裂きの刑に処せられるというシーンがあったのすが、それを思い出してしまいます。
日本語のことわざの方は残虐性がなく、二兎を追う者は一兎をも得ず、ということですね。
私は性格的に四兎ぐらい追っかける方なので、しくじることが多いです。
methali とは諺という意味です。
時に応じて諺が出てくるようになりたいですね。
Ahadi ni deni
約束は借りごと
約束というのは、そもそも破られるためにあるとかいうけれど、東アフリカではどうだろう???
例えば、よく言われる「時間にルーズ」というのを考えてみると、約束を破るとか、いわゆるドタキャンとは違って、必ず来るんですよね。
ただ、時間がかなり経過してから来る。
こういうのって、約束を守ったというのか、破ったというのか。ヽ(~~~ )ノ ハテ?
昔、交通手段がなかった頃なら、逆に文句を言いやすいんじゃないかなと思いませんか?
だって、歩いてくるんだから、所要時間を考慮して家を出ろって言える。
でも今は、バスやマタトゥ、或いは車で来るから言い訳しやすい、されやすい。
交通渋滞に引っかかったといえば良いんですものね。
Kweli ikidhihiri, uwongo kujitenga
真実が明らかになる時、嘘は身を引く
そうであってくれればいいのですが、近頃は「ウソ」の方が力が強いというか、「真実」を駆逐していることって多い気がするのですが、、、。
こういう意味合いのことわざは、だいたいどこの国にもあるということですが、ということは逆に、嘘がまかり通っているってことですよね。
嘘も百回(千回だったかな?)言ったら真実になるってお国柄もあるとかいうけれど、その国にもこんなことわざが、きっとあるんでしょうね。
7月の選挙は、真実を述べた人が当選するように祈っていよう。
耳に優しいだけの嘘公約をする人が落選しますように。
受け狙いのアジ演説する似非政治家が立候補して、当選したりすることのないように。
Hasira za mkizi furaha ya mvuvi
mkizi (魚の名前)の怒りは漁師の歓び
この魚は怒ると高く飛び上がるそうで、そうすると彼の敵である漁師に捕まり、結果として敵を喜ばせることになる。
つまり、短気は損気 ということですね。
東アフリカの人は、総体的に短気なのかどうか。。。
かなりカッカしやすいというか熱くなりやすく、例えば選挙の時の暴動みたいなことにもなるんですが、長いものに巻かれると言えば良いのか、雇い主や買い物に行った先の店主などには反抗しない、きわめて従順だったりするようなところも見受けます。
これは、長い植民地時代の立場がすり込まれているからかしらと思ったりもしますが。
或いは、一人だと行動できないけれど、「赤信号みんなで渡れば怖くない」式に、多数が集まれば勢いで反抗してしまうとかいうのもあるのかしら、と思ったりもします。