Aombaye magadi …

Aombaye magadi

Aombaye magadi awe na kigae chake

塩を乞うものは壺のかけらを持っておけ

なにやら判じ物じみていますが、人に塩を貰いたいのなら、それを入れるための壺のかけらでも何でも持っているべきだ。
つまり、中身も器も人に貰うようではいけないと、自助努力を促していることわざ。

でも世の中、中身も器もどころか、貰いに行く足代まで相手に頼るような輩もいますよねぇ。

スワヒリ語の諺にこういうのがあるということは、自助努力が大事という考えがあるということなんでしょうが。。。
でも、そんな言葉は辞書にはないという人が多いようにも感じます。

例えば使用人からの前借りの申し出。
毎月決まった額が、多いにしろ少ないにしろ入ってくるんだから、計画的に使えば良いものを、月末になると借りに来る。
離れた場所の畑に置いていた20代の男性は、文字通り足代まで借りてうちまで来ていました。

畑には、ベッドルームが二つある小さな家があって、むろん家賃はナシ。
作った作物は自由にとって食べていいし、私が尋ねていくときにはお肉やお魚を差し入れするときもあるのです。
むろん水道代は我が家の負担。

そんな好条件でも前借りしに来るんです。
そして帰りがけに、前借りした賃金とは別に足代を貸してくれって。。。
でも、その足代は、戻ってくることはぜったいにない。

親に仕送りもしているのだろうと大目に見て貸していたら、ある日突然いなくなって、the END。

こういう人も、いつか所帯を持って子どもを育ててということになるのでしょうが、その時までにきちんと矯正できるのかしら??

 

2013年4月27日 | カテゴリー : A 始まり | 投稿者 : nyamburra

Mgeni siku mbili …

Mgeni siku mbili

Mgeni siku mbili, ya tatu mpe jembe

客扱いは二日間、三日目には鍬を与えよ

新しい環境に入っても、いつまでも「お客さん」でいてはいけない、いさせてはいけない。
慣れること、つまり「すること」の大事さを説いているとか。

この感覚は、親戚の子どもを預かったりしたときや、田舎からのお客を泊めたときなどに強く感じます。

みんな、最初の日からでも、何かできそうなことを手伝おうとしてくれます。
時にはこちらが戸惑うほど。ani-waaai04

だから、腰が軽くよく動く人が喜ばれると言うより、それが普通で、お尻が重い人は徹底しして嫌がられる感じです。

私はよく気がつく方ではないのですが、でも「外国人だから」という理由でかなり大目に見てもらっていました。

 

2013年4月23日 | カテゴリー : M 始まり | 投稿者 : nyamburra

Kamba ya mbali …

Kamba ya mbali

Kamba ya mbali haifungi kuni

遠くの縄で薪は縛れない

二階から目薬 と言うことですね。

でも、スワヒリ語の諺の方が実感が湧きます。

だって、二階から目薬なんて、そんなやつ、おらんやろー

 

2013年4月19日 | カテゴリー : K 始まり | 投稿者 : nyamburra

Hapana masika …

hapana masika

Hapana masika yasiyo na mbu

蚊のいない雨期はない

どんな時期・時節にも、それなりの苦労・問題はついてくるものだ、蚊のいない雨期がないように。

なんにでも苦労はあるとは、頭では分かっていても、なかなかねぇ。。。
ついつい、自分一人が苦労している、辛い目に遭っていると、思ってしまうんですよねぇ。

周りを見たら、苦労のない人間なんていないのにね。

 

2013年4月15日 | カテゴリー : H 始まり | 投稿者 : nyamburra

Asiyekuwapo …

Asiyekuwapo

Asiyekuwapo na lake halipo

居合わせなかったものには取り分がない

そうそう! 居るんですよねぇ。
老親の世話をせずに、取り分だけ主張する輩が。

裕福な家に限ったことではありません。
貧乏人だろうがなんだろうが、それぞれのレベルで存在するのが不思議というか、それとも「それ即ち人間」なんでしょうか。

老人を敬っていたはずの東アフリカでも、最近は独居状態で放置(?)されているお年寄りが結構いるようです。

一時期、そういう孤独な老人を慰めるためにTVを配ろうなんて話が出ていたようで、それは違うやろうと話したのを覚えています。

 

2013年4月11日 | カテゴリー : A 始まり | 投稿者 : nyamburra

Mshoni hachagui nguo

Mshoni hachagui nguo

Mshoni hachagui nguo

仕立屋は服を選ばない

他人様の服はせっせと作っても、自分の服をかまうことはしないと言うことです。

紺屋の白袴、髪結い髪結わず、医者の不養生 などと同じ意味ですね。

hachagui と言う言い回しから、弘法筆を択らばず を思い浮かべるかもしれませんが、それとは違う意味合いです。

 

2013年4月7日 | カテゴリー : M 始まり | 投稿者 : nyamburra

Kukopa arusi …

Kukopa arusi

Kukopa arusi kulipa matango

借りるのは婚礼、返すのは葬式

借りるときのえびす顔、返すときの閻魔顔。
どこの国でも同じ。(^o^)ハハハ

日本でも、無担保の貸金業者からお金を借りる人が多いようですが、怖い行為ですよねぇ。
だって、保証無しに貸してくれるって、親でも身内でも、友だちでもない人が貸してくれるなんて、あり得ないですよね、普通は。

タンザニアにいるときは、使用人の「前借り」には悩まされました。
前借りさせないと辞めてしまうし、渡したら渡したで、何ヶ月か先まで借りてしまうと、ある日突然いなくなってしまう。

現金を借りるだけでなく、お家賃の支払いなんかも同じようです。
連れ合いは貸家を幾つか持っているのですが、お家賃を払わない、電気代、水道代を払わない。
あげく、夜逃げしてしまうというわけです。

催促したり、取り立てに行ったりするとと、ちょっと信じられないことを言ってきます。
Nitalipaje kama sina pesa!? ないのにどうやって支払うんや!? という逆ギレです。

本当に、借りたときのありがたさを思いだして欲しいと思います。

 

2013年4月3日 | カテゴリー : K 始まり | 投稿者 : nyamburra